『わが子が自発的に1.5倍勉強する方法』
- 作者: 三木崇
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2012/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る
目次立ては次のようになっている。まず第一章は実践篇として、勉強について親子のあいだでありがちな会話を想定し、子どもからよりやる気を引きだせる会話へ変えるためのアドバイスが述べられる。そして第二章以降は理論篇となる。つまり、二章では「学習の黄金サイクル」についてと、そのサイクルを回すための内発的動機(いわゆる「勉強の面白さ」)と外発的動機(親による承認であり、子どもがサイクルを回せるようになるためにはまずこれが必要)が説明され、三章では子どもが持つ興味や憧れの重要性が焦点となり、四章においては子どもの勉強に対して親が取るべき姿勢が語られる。
はじめに
1章 中学生の親がはまる15の落とし穴
- 1 昔成績がよかった親は、教えるのが下手
- 2 「よかったね」「わるかったね」テストへの評価は子どものやる気を奪う
- 3 勉強をそっちのけで「遊んでしまうもの」こそ大事である
- 4 親がいまどれだけ勉強しているか? その背中が子どもに伝染(うつ)る
- 5 勉強しない子に「勉強しなさい!」は絶対厳禁
- 6 「もっと『やる気』があったら『できる』ようになるのに」というのはウソ
- 7 「わかった!」と言って満足する子どもは成績が上がらない
- 8 「勉強のことは先生にお任せします」が子どもの心に与える影響
- 9 「数学」は「考える」教科ではない。「社会」は「暗記科目」ではない。
- 10 「わからなかったら質問しなさい」は無関心と同じ
- 11 「何でも聞くよ」と「何でも言えよ」の大きな違いとは?
- 12 勉強が全くできない親でも子どもの勉強に関わることができる
- 13 「教えてあげる」のは子どものやる気を削ぐ
- 14 目標点は、高ければいいというものではない
- 15 やる気は覚悟。本人がやると決めたときにしか出ない
2章 「学習の黄金サイクル」でカリキュラム増を乗り切ろう
- 1 できるためのプロセス
- 2 混同されがちな「勉強の面白さ」
- 3 意外と気付かない「各科目の知るとお得な視点」
3章 子どもの歴史を一番よく知っている親だからできること
- 1 勉強とやる気に通じる隠れたパワーは「遊び」です
- 2 学習の黄金サイクルの「興味」「わかる」「できる」に関係すること
- 3 興味のベクトル×知識量×論理力、これが学力です
4章 勉強に自信がなくてもOK! お父さんお母さんの指導テクニック
- 1 親の焦る気持ちが子どものやる気をつぶす
- 2 親の無関心が子どものやる気を萎えさせる
- 3 進路決定、子どもの好みや傾向を生かして必要な情報を集める
- 4 勉強はノート作りから始めてその説明個所を利用する
- 5 子どもに説明させるのは非常によい勉強になる
- 6 中学生から高校にかけて働きかけるモードを変える
おわりに