「RD 潜脳調査室 Redeemable Dream」読んだよー / ちなみに俺は枕なしで寝ています

いやぁー良かったよー。オレリアル・ハッタリストぶりが遺憾なく発揮され、薄々感じられていた秋田禎信の SF 適性がちゃんと実証されたと思われます。え、あ、オレリアル・ハッタリストは別に蔑称ではなくてですね、秋田本人もあとがきでそれとなくそういった想像力=創造力について触れているし、そもそも SF ってそういうものじゃ……(おおっと)。
しかし、用いられるネタが古いっつーかむしろ渋い。 SF にしては稚気がなく*1、覇気がなく、今の流行りじゃない*2。もちろん今回原作があるのでその縛りですけれど……カナスピカも考え合わせると、そういう風にしか書く気がなさそうな気もする。じゃあそれはそれで、宇宙、仮想現実と来たので次はタイムトラベルものですかね。よろしく!

*1:いや、稚気はある、あるんだが……

*2:しかし今の流行りってなんだ? ああ、ループもの?