ドラクエる

ドラクエ 3 プレイ日記、百万ゴールドの男が面白い。勇者一人旅の上にゴールドの使用禁止、さらに装備品以外の換金可能アイテムの使用禁止というルールで、縛りプレイが出来ない身としてはこのルールを見ただけですげーなーと思うわけですが、さらにそういうプレイをする必然性を物語水準で作るために、主人公の父オルテガがえらい借金こしらえていた、と設定するのが面白いし、そこから「主人公のタンス漁り」にも必然性を与えようとしているところが上手い。そしてなにより文章が良いのだった。こういう、そこはかとない孤独感を滲ませる文体はスペコロの人ならではっすね、とかなんとか、はてぶで誰かが言ってました（謎）。
いっぴきおおかみの主人公のキャラクタはもちろん良いんですけど、読んでいると気になってくるのは、こんだけ借金こさえたオルテガはどんな人間だったのかということですよね。性格はねっけつかんかごうけつ、あるいは、自分に何かあったときのことはあんまり考えてなさそうだったところからして、いのちしらずあたりだったんでしょうか。

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