仮面ライダーキバ第二話。情報量が多くて楽しい。紅親子のダメっぷりはいっそ清々しいですね。特に紅パパが好き。なんかミニマムな天道総司って感じで。
というか、過去パートが好きかな。演技がおおきくコテコテで生身アクション多め(っていうかオンリーなんだけど)なのは、なんだか八十年代〜九十年代初頭の特撮を見ている気分なのだわ。
各話ゲストに特撮経験者を持ってくることもそうですが、うっすらと用意された先行作品へのアクセス(?)には、どうしても魅かれてしまうものがありますね(知識はないのにそこらへんの感性だけはオタク的だな)。歴史的な積み重ねを感じさせられることに弱い。同じく序盤のゲストに特撮経験者が多かったカブトで、平成仮面ライダー七作目であるということと「七年前の渋谷隕石」の符合に過剰反応し、「まさか平成仮面ライダーの総括を行うのでは……」とちょっとワクワクしたことも今となっては懐かしいですね。


情報量が多いというか、お約束的に用意された「みどころ」が多いのかな。それを追っているだけで今のところ楽しい。
紅音也は、背が小さくて女性陣と並んだときに迫力負けしちゃうところも良いね。
ああ、普通人(として描かれているよう)で軽薄で、背が小さい紅パパを、どうして「天道総司っぽい」と評すのかと言えば、その軽薄さに裏や底があるように思えるから。まあ十中八九ただ思わせぶりなだけだと思いますが、役者の妙に歯切れの良い台詞回しとあわさって、今一番気になるキャラです。