年始に劇場で「魍魎の匣」を観て、 DVD で「姑獲鳥の夏」を観直したり。別に映画版に言いたいことはないですが、映画を観たりちょろっと小説版を読み直したりして、あぁこーゆー話であったなあと思い出した。そう、忘れてんだよね、だいぶ。特に京極の妖怪シリーズは起こる事件も多いしねぇ。読んだのもずいぶん前だし。
で、思い出してみて、思ったこと。「姑獲鳥〜」と「魍魎〜」って、使われているモチーフがややカブってて、ほら、どっちも簡単に言えば(昭和 27 年から考えての)超医学がカラむお話ではないですか。このツクリって、魔術士オーフェンシリーズの第一作「我が呼び声に応えよ獣」、第二作「我が命にしたがえ機械」の二作が、「古代人の魔術兵器」ネタでカブっているのと似ている。
つまり、「我が夢に沈め楽園」は、「邪魅の雫」か……、と。「邪魅〜」の話もよくおぼえてないんだけど。去年に読んだハズなのだが……。