んじゃ、次のリメイクは21年後で

新宿ミラノ攻殻機動隊 2.0 を観てきたよ。私も押井ファンとしていっちょまえに GitS はいまいちだとか吹聴していたわけですが、いや、面白かったよ。なんでだろう。劇場で観たというのが大きいのかなあ(新参なもので、劇場で観た押井作品はイノセンスと立喰だけでっす! いえい!)。

音響が良かったのかもしれない。たしかゲーテの連載で押井は「音響は大事だよ!」(めちゃ要約)と言っていたけれど、それを実感したように思う。何度も観たはずのアクションシーンにいずれも引きこまれてしまった。

まあ、識者(笑)に言わせれば「スカイウォーカーがいくらすごいっても、アメリカで録られた乾いた銃声は攻殻世界の湿ったアジア世界には合わねえんだよ!」とかそういうことらしいのだが、俺にはそこまでわからない。

声に関してはわりと残念な感じ。鑑識の人とか清掃局の人の千葉繁はそのままで良かったじゃんとか、人形遣いは良子さんでも良いけど妙に怖がらせの演技だったのが気になるとか。その他、全体的に抑え目の演技になっていたように思うけれど、なんだかんだで Gits ってアニメ的見得がビシバシある(イノセンスほど登場人物たちが枯れていない)世界なので、そこと違和感。

新しい CG とかは、まあ……。ラストの街(ネット)がマジで広大だーっ! とは思った。

というか、映画館へ行ったのがひさしぶりだったので、なんかふわふわした。