劇場版仮面ライダーカブト G.S.L のオチについて

仮面ライダーカブトの劇場版では「宇宙でのアクション」とやらがあるということで、既にネット上では、宇宙でのラストバトル後、天道と加賀美が大気圏に落下しつつ「天道(加賀美)、お前はどこに落ちたい?」などと会話をかわすのが劇場版のラストシーンだ、というようなネタが至る所で発表されていることと思う*1。悲劇的な(絶望的な)状況の主役二人、というシチュエーションは劇場版龍騎のラストシーンでもやってるので、まあ確かにありえそうではあるんだよな。劇場版 555 もその路線か。
でもさ、サイボーグ 009 でのあのオチは、地上で姉弟が「あっ、流れ星」(以下略)とやってグッとくるシーンなので、カブトでオマージュされるとしたらそこまでやらないと駄目だと思うんだよね。
でもって、カブト作中の両方生存してる兄弟(兄妹)って、天道兄妹しかいないんだよね。ということは、宇宙で燃え尽きようとしてる天道と加賀美、それを見た地上の樹花が「あっ、流れ星」、「なにをお願いしたんだ、樹花」その傍らに何故か平然と立ってる天道、「美味しい鯖が食べたいって。お兄ちゃんは何をお願いしたの?」「俺か? 俺は……」(以下略)って流れになるんだと思う。思うっていうか、自分で書いておきながらなんなんですけど、絶望的な状況から理不尽に生還してる天道ってすごくカブト的なのですごく見たい。あ、加賀美は、シベリア辺りで「あー、死ぬかと思ったー」と黒焦げになってるところを発見される映像がエンドロールのバックで流れるわけですね。
あと、「仮面ライダーカブト」と「宇宙」を純粋に足し算すると、「天道が宇宙食を作る」という展開しか出てこない。真空パックの鯖味噌。 NASA で採用。特許で天道家には多額の資産が。と、テレビシリーズの最大の謎「天道は働かないのになんで金持ちっぽいの?」が解明されるわけだ。
されねえよ。

*1:念のために書いておくと、サイボーグ 009 ネタ。詳しくは「どこに落ちたい?」でググってください。